古代の九州はどんな国だったのか、なかなかイメージできないので、金銀宝飾品などの副葬品を中心に遺跡・古墳のリストを作ってみました。
近年の古墳についての出版物・情報には、金銀宝飾品などの副葬品についてはあまり書かれていません。出土した当時の記録はあるものの、その後の所在が不明となっているケースもあるようです。
このリストは古い文献や報告書などを中心に作ったものです。時間をかけて調べましたが、あくまでも古代の姿をイメージするためのもので、現状把握のためのものではないことをご了承ください。
金環(耳飾り)や勾玉については素材の表記が無いものが多く、調べていくと金製だったとか、ヒスイ(硬玉)製だったというケースが多々ありました。しかしなお、その大多数が素材不明のままです。
所在地については現在の行政区に書き換えましたが、違っている部分があるかもしれません。また消滅してしまっているものも多いと思います。併せてご了承下さい。
古墳時代から1200年以上が経っているため、ほとんどと言っていいほどの古墳が盗掘されているそうです。九州で確認されている古墳、横穴墓は約18000基ということですが、このリストの宝物が本来の量の1%、または0.1%だとしたらどうでしょう。九州の古代王国の豊かさには、驚くばかりです。
21世紀の若いみなさん、ぜひアイデンティティ探しの楽しみを膨らませてください。
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